半月板損傷とは

半月板の損傷とはどういうものなのでしょうか。
まず、半月板とは膝のなかでどういう役割をしているのでしょうか。
半月板は弾力性のある貝柱のような繊維軟骨とよばれる軟骨で
できています。
膝関節の内側、外側のすきまにあり、関節に安全性を与え、クッションの
役目、三日月型のものです。
半月板損傷というと半月板が痛みを発するような印象を与えますが、
上に書いてある通り、半月板そのものは、軟骨ですので、血管や神経などは

なく痛みを発することはありません。
この半月板は膝に捻りが加わるスポーツで損傷を起こすことがあります。

また、高齢になると、少し膝を捻ったり、コタツから立ち上がる動作で

損傷する場合もあります。
特に、内側半月板損傷はスポーツのよる外傷で発症することが多く、
外側半月板損傷は生まれつき半月板が大きい場合(円板状半月板)に
発症することが特徴だといわれています。

半月板損傷の原因

月板損傷の多くは運動している時に起こります。
たとえば、サッカーのプレー中に、足を曲げたまま強く捻る動作(インサイドキック)を

した時に多く発症します。

直接的な原因は、上記のように激しい運動の結果おこりますが、
根本的な原因は疲労によると考えています。
限度を超えた運動や、ケアーを怠った場合、疲労は蓄積していきます。

そして、足首、股関節、腰椎、肩関節など、周囲の関節が柔軟性を
失うことによって、捻る動作を加えた時に、膝にのみ過大な負荷が
掛かったときに発症すると言ってもいいと思います。
つまり、股関節などが柔らかく、捻る動作がスムーズな人は半月板を損傷

しにくいといえます。

スポーツ以外でも、一日中の座り仕事で、特にクーラーなどで冷えた状態で
立ち上がる時にも発症しやすくなります。

どんな症状がでるのでしょうか

半月板の断裂が大きくなると膝の中でクリッという音がしたり 、半月板の

断片が挟まって膝が引っかかる、伸びなくなる(ロッキング)などの症状が

出ます。また、関節に水が溜まったり靭帯を損傷している場合、血が溜まったり

することもあります。

歩行が困難なほど強い痛みを伴う場合があります。

どうしても手術は必要なのでしょうか

手術は最後の手段です。
手術をすれば100%完全に治りきるのであればいいのですが、
人間の体である以上そうもいかないのが現実のようです。
リスクも少なく、メスを入れずに改善していくのが可能であれば、それが

ベストだと考えています。
半月板損傷といっても、半月板そのもは、繊維軟骨とコラーゲンで出来て

いるので血行がありません。つまり、神経もなく、半月板そのものは
痛むことはありません。

ある研究では、膝関節の自覚症状のない方でも60才以上では41.7%に
半月板損傷が発見されたそうです。

つまり、痛むのは半月板ではなく、その周りの筋肉や腱などの組織ということに

なります。

当院では、膝の付近の筋肉を緩め、膝関節の軸をソフトに修正することに
よって半月板を元の位置に戻し、ロッキングや痛みを取り除きます。
特に高齢者の方の場合、半月板損傷と同時に変形性の膝関節症を
引き起こしている場合が多くありますので手術には慎重になる必要が
あります。

半月板損傷のリハビリでお悩みの方へ

「半月板損傷の手術をしたのですが痛みがなくならず困っています」
お電話やメールでこういう相談を持ちかけられることが多くあります。

繰り返しますが、半月板損傷の大多数の痛みは、半月板そのものが痛みを

発しているわけではありませんので手術で半月板の損傷を補っても、
筋肉や腱の状態によって痛みが残ります。

こういう場合はまず、全身の筋肉を緩め、周りの関節の可動域を回復させて、

膝周囲の筋肉の緊張を取り、膝関節軸のズレを調整することにより、

痛みはほとんど無くなります。

手術後にも残る痛みでお困りのかたには当院の施術をお勧めしています。

高齢者の半月板損傷

高齢の方の半月板損傷は、多くが変形性の膝関節症を合併しています。

高齢者の半月板損傷の場合は、スポーツをしていて半月板損傷した場合

とは全く異なり、すでに関節軟骨や骨は変性し、筋力も低下しているため、

半月板損傷の治療のみでは全ての症状が取り切れない場合が多くあります。
半月板損傷によくある、膝関節のロッキングや、ガクッとなる

(不意に力が抜ける)ような症状に加え、変形性膝関節症特有の、腫れ、

可動制限、水が溜まるなども併発します。
そのため、手術には特に慎重になる必要があります。
若い方に比べると、多少回復に時間がかかると思っていただいたほうが

よいと考えています。

半月板損傷の場合でも、本当の原因は半月板の損傷では
ありません。

なぜ、半月板が損傷してしまったのか。
そこに原因があります。

痛みを引き起こしている、膝関節の可動、足首の可動、体の動かし方、
体全体のアライメントの崩れ、睡眠時間、
それらを全て解決することが、本質的な施術だと考えています。

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